グリーンボンド(環境債)

グリーンボンド(環境債)

環境分野の資金需要の高まりを受け、グリーンボンドを発行する企業が増えている。投資家の購入意欲も旺盛で、グリーンボンド発行に企業も積極的だ。

もともとグリーンボンドの発行が進むのは欧州。面白い例として、ドイツ政府が2020年9月に10年物のグリーンボンドを発行した。65億ユーロの発行に対して200近い投資家から330億ユーロの応募が殺到した。その結果、グリーンボンドの利回りが、同じ償還年数のドイツ国債より0.01%低くなった。

グリーンボンドの価値が普通債に比べて高いとみて、グリーンボンドの低い利回りを投資家が受け入れている状態だ。債券の発行体である企業は、低コストで資金を調達できる好機とも言える。

九州電力 グリーンボンド 150億円

電力業界では九州電力が6月に初のグリーンボンド(環境債)を機関投資家向けに発行すると発表した、地熱発電新規投資などに充てる。償還期限は10年。

東京電力 グリーンボンド 100億円

東京電力ホールディングスの子会社の東京電力リニューアブルパワーは9月に総額100億円のグリーンボンド(環境債)を発行すると発表した。東電が環境債を発行するのは初めて。調達する資金は再生化のエネルギーの開発や運営、改修の新規投資などにあてる。海外での水力と国内外の洋上風力で2030年度までに合計600~700万キロワットの発電容量の開発をめざしている。償還期限は3年。