太陽光など出力抑制 北海道電力 GWに検討

 北海道電力の送配電子会社、北海道電力ネットワークは、再生可能エネルギー発電所の出力制限を検討すると発表した。同社の送電網に接続する太陽光などの発電所が増えており、需要が落ち込むゴールデンウイーク(GW)にも実施する可能性がある。制限すると新電力など事業者の経営に影響が出そうだ。

踏み切れば九州電力に続き全国で2社目。4~5月の連休中は企業や工場が休みに入るほか、気温上昇により家庭でも暖房需要が落ち込んで電力消費量が低迷する。

北電ネットワークの試算ではGW期間中の電力需要が最少で250万キロワット。太陽光や風力の発電量が増えると火力発電の出力を最低限に落としても最大で約30万キロワットの余剰電力が生じるという。

北電ネットワークは余った電力を本州へ送電する方針だが、本州でも電力が余っていれば送れない。その場合は北海道内の再エネ発電所の出力を落とさざるを得ない。

対象は太陽光発電所と風力発電所を合わせ4150カ所程度。家庭の太陽光パネルは除く。出力制限する前の日に事業者に通知。2時間前に制限の有無を最終判断する。

北電ネットワークの送電網につながる太陽光や風力発電は2021年4月末時点で合計254万キロワットと、14年度末と比べ2.7倍になる見込みだ。