東西間の電力融通を増強

中部電力パワーグリッド(PG、名古屋市)と東京電力パワーグリッド(東京)は、周波数の違う東西間で電力を融通できる能力を増強し、一端を担うために新設された「飛騨変換所」(岐阜県高山市)を報道陣に公開した。東西間の融通能力は計120万キロワットだったが、今回の増強で210万キロワットへ拡大。総工費は約1300億円。

 周波数は東日本が50ヘルツ、西日本が60ヘルツと分かれ、相互の電力融通には周波数の変換設備が必要だ。2011年の東日本大震災では福島第1原発など、多くの発電所が停止し東京電力は電力不足に陥ったが、周波数の異なる西日本からは十分な電力融通を受けられず、東電は計10日間の計画停電の実施を余儀なくされた。その教訓から設備の増強が求められていた。

新設された飛騨変換所=岐阜県高山市
飛騨変電所