F-Power エフパワー 倒産

全国規模の独立系電気小売事業者(新電力)F-Power(エフパワー、東京都港区)が24日、会社更生手続きの開始を東京地裁に申請し、受理されたと発表した。自前の発電に加え、一般社団法人日本卸電力取引所(JEPX)で電力を調達し、企業などに供給しているが、この冬の寒波で市場価格が高騰し、経営が行き詰まった。

 東京商工リサーチによると、負債総額は243億円。電力価格高騰では初の経営破綻とみられる。エフパワーは電力販売量は2018年4月に新電力では1位となり、2019年6月期には売上高約1606億1300万円をあげていた。しかし、競合激化や調達価格の高騰など収益性の悪化から同期は約184億6200万円の赤字を計上し、債務超過に転落。2020年には、収益性の回復に努め黒字化したものの、供給電力量は減少し売上高は約727億円まで低迷していた。

 こうしたなか、今冬に入り電力卸売市場価格がさらに高騰したことで負担が拡大、資金繰りに行き詰まり会社更生法を申請した。  会社によると電力供給については「支障はない」としている。現在、複数のスポンサー候補者が支援について検討しており、今後、スポンサーの下で再建を目指す意向。

電気は止まらない

電気小売事業者の新電力が倒産しても、送配電会社が引き続き電力供給する仕組みになっています。電気小売事業者(新電力)はあくまで、電気料金請求の窓口だからです。したがって、契約している電力会社が倒産しても突然停電するようなことは起きないです。

過去に新電力で倒産したケース(2016年日本ロジテック、2018年福島電力など)もありますが、再契約に至るまでも、電気は一切止まる心配はありません。

契約者が解約申請すると「違約金」が請求される可能性

エフパワーの代理人弁護士によると、契約者(高圧などを受電している会社)との契約条項に「会社更生手続き開始」により契約者も即時解約できる旨が謳ってありますが、契約者側が実際に解約を申し出ると「解約違約金」が発生する可能性があるとのことです。即時解約を検討される場合は、ご注意ご確認ください。

「電力供給に支障はない」としていますので、契約満期に基づき、他社へ再契約された方がスムーズかもしれません。

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