製紙業界、2050年までにCO2排出実質ゼロへ

日本製紙連合会は、2050年までに製紙業界として生産活動での温暖化ガスの排出量を実質ゼロにする方針を発表した。13年度比で50年に二酸化炭素(CO2)を2100万トン削減する。省エネの取り組みを継続するほか、自家発電設備をバイオマスなどの再生可能エネルギーに転換するなどして、目標の達成を目指す。

「地球温暖化対策長期ビジョン2050」を公表した。日本政府の方針を受けたもので、業界が貢献可能な分野として、

  • 1)生産活動における省エネ・燃料転換の推進による二酸化炭素排出量の削減、
  • 2)環境対応素材の開発によるライフサイクルでの二酸化炭素排出量削減、
  • 3)植林による二酸化炭素吸収源としての貢献拡大が掲げられている。このうち、1)では、2050年までに生産活動での温暖化ガスの排出量を実質ゼロとし、カーボンニュートラル産業の構築実現を目指すとしている。

具体的にはエネルギー関連革新的技術の積極的採用で、2013年度比で30%、630万tの二酸化炭素を削減するとし、二酸化炭素回収・貯留・有効利用技術、カーボンニュートラルなガス及びプラスチック廃棄物のエネルギー利用、再エネ100%電力の利用が挙げられている。