EU、洋上風力を拡大「98兆円」「2050年300GW」

欧州連合(EU)は洋上で発電する再生可能エネルギー拡大に向けた戦略を発表した。洋上風力を急拡大させ、クリーンエネルギーを進める電力業界を支援し、新型コロナウイルス危機からの回復を支えるのが狙いだ。

2050年までの温暖化ガスの実質排出ゼロを達成するために、現在、EU海域内での洋上風力の発電能力は計12ギガワット(GW)だが、2030年までに60GW、50年までに300GWへ引き上げる。EUは、「グリーンディール」に基づく洋上風力ロードマップを発表。

ロードマップによると、これを実現するためには最大7890億ユーロ(約97兆780億円)の投資が必要になる。資金の出し手は大手公益事業会社やエネルギー企業が中心だ。

洋上風力では大規模発電が可能で、欧州は導入量で世界に先行。発電コストの低下も進んでいる。導入をさらに加速させ、温室効果ガスの域内排出量を50年までに「実質ゼロ」とする目標の実現につなげる。