日本の電力は、CO2が多い!

日本の電力は、CO2が多い!30年前の方が優秀だった。

出典:日本経済新聞

電力の低炭素化が遅れている。

グラフをご覧頂いた通り。資源が乏しい日本は石油ショックを機に省エネルギーの技術を高め、CO2排出量の少なさでドイツ、米国、英国を抜いていた。公害対策の技術も蓄え環境の優等生とされた。

欧州では風力発電などCO2を排出しない再生可能エネルギーが火力発電のコストを下回るようになり、18年には発電量の34%を占めた。電力の低炭素化が進み、英国のGDP当たりの排出量は、1995年当時の約3分の1だ。

後れを取っていた米国も、日本との差を縮めた。シェールガスを使い、CO2排出量が石炭火力の半分ほどの天然ガス発電が広がった。日本は再生エネが2割にとどまるうえ、11年の東日本大震災で原子力発電所が運転を停止。3割程度を占める石炭火力発電への依存が下がらないのが現状だ。

電力の低炭素化 ガス火力など利用拡大

世界各国で二酸化炭素(CO2)排出量の多い石炭火力発電を縮小し、再生可能エネルギーやガス火力など低炭素電力の利用拡大が進んでいる。再生エネは基本的にCO2を排出しない。石炭火力からガス火力に切り替えれば、CO2排出量を半分に抑えられる。
技術革新や大量生産で太陽光や風力発電設備の価格が下がり、欧米では再生エネの発電コストは火力を下回るようになった。またパイプラインで輸送した天然ガスを使えば、ガス火力の発電コストは石炭火力より安い。コストと地球温暖化対策の観点から、欧米では再生エネとガス火力の比率が上昇している。米国ではシェールガス開発が進んだことも一因。
日本は太陽光パネルを置ける平地や、風が一定方向に吹く場所が限られ、欧米に比べ再生エネのコストが高い。また天然ガスは液化して輸入。液化や気化の費用がかかり、ガス火力の発電コストは石炭火力より高い。東日本大震災で原子力発電所が運転を停止し、火力発電で補った影響もあり、電力の低炭素化が遅れている。

日本の電力は8割が火力