送配電網について

送電と配電

主要な発電所の多くは海沿いや山間部に立地しており、大都市などには送電線を使って電気を送る。まず超高圧変電所を経て電圧を高め、複数の変電所を経由して利用に適した電圧まで下げて家庭などに届ける。電力会社が異なる地域へ電気を送る連系線もある。発電所から変電所や他地域まで電気を送るプロセスが送電で、電柱に据え付けた変圧器を経て家庭に届けるまでを配電と呼ぶ。

発送電分離

戦後の日本の電力産業は各電力会社が発電から送配電、小売りまでを各営業エリアの中で独占してきた。しかし電力自由化の一環で今年4月、各社の送配電部門を別会社に切り分ける発送電分離が実施された。新規参入の新電力との公平な競争を促すためだ。
発送電分離のあり方としては、会計分離、機能分離、法的分離などがある。

現在の法的分離は下記の通り(出典:経済産業省)

送電網の中立性と整備で再生可能エネルギーの普及へ

欧州などでは送電網の運用を第三者の公的機関に移行する方式が主流になっている。大手電力から独立した機関が運用することで、再生可能エネルギーの普及拡大にも貢献している。日本でも欧州のような方式を促す声が強まる可能性もある。

再生化のエネルギー普及へ 欧州に比べて遅れている送電インフラの整備を急ぐ