小田原市 マイクログリッド構築(地域マイクログリッド構築事業)

【新電力ニュース】神奈川県小田原市は、京セラや湘南電力(同市)などと組み、市内で「マイクログリッド」(小規模電力網)を構築すると発表した。太陽光発電の余剰電力を蓄電池や電気自動車(EV)に供給するほか、非常時の電源にも活用する。エネルギーの地産地消や災害対応力の向上に生かす。

マイクログリッドは家庭の太陽光パネルで発電した余剰電力を活用し、蓄電池やEVなど地域内で消費する。災害や事故で電力会社の送配電が止まった場合、地域で自前の電力を確保できる体制を整える。

経済産業省の地域マイクログリッド構築事業に採択された。期間は9月~2022年2月。京セラが事業全体をとりまとめ、スタートアップのA.L.I.テクノロジーズ(東京・港)、EVのカーシェアを手掛けるREXEV(同・千代田)などが参画する。

小田原市はEVを非常時の蓄電池として活用するなど、次世代型のエネルギー施策に力を入れている。

以下、小田原市の発表

小田原市はこのたび、経済産業省「令和2年度 地域の系統線を活用したエネルギー面的利用事業費補助金(地域マイクログリッド構築事業)」に採択されました。

事業の概要

一定規模のエリアでの面的なエネルギー活用を前提に再生可能エネルギー発電設備や蓄電池等を導入し、災害等による大規模停電時には一般送配電事業者が所有する配電網を活用、当該エリアでの自立的運用を行う新たなエネルギーシステムを構築する事業です。採択された事業では、小田原こどもの森公園わんぱくらんど、小田原市いこいの森において、京セラ株式会社を代表事業者とし、株式会社A.L.I. Technologies、株式会社REXEV、そして湘南電力株式会社と連携、令和3年度までの2年間で地域マイクログリッドの構築に取り組んでまいります。

今後について

小田原市はこれまで、再生可能エネルギーの導入促進、蓄電池の遠隔制御、さらにEVを動く蓄電池とした制御など、地域におけるエネルギーマネジメントの高度化に官民連携して段階的に取り組んでまいりました。
今回の事業はこれまでの取り組みに基づきつつ、さらに既存の配電網の活用や、将来を見据えた分散型の演算力・調整力インフラの導入、さらにマイクログリッド対応型の大型蓄電池による面的な独立運用の観点も加えた、大きなステップとなります。
小田原市は引き続き、様々な先進技術の活用により官民の連携を深めながら、再生可能エネルギーを活用した持続可能な地域社会の実現に向けて取り組んでまいります。